奥に在るものは全部同じ
2018/03/07
こんばんはm(_ _)m
愛知の時空力コンサルタント藤森です。
前回の記事で「なんとかしたい」の奥にある不安や焦り等々について書きました。
でも、誤解して欲しくないのは、それが「悪い」のではない、ということです。
どうしてかというと、その奥には、もっと大切なものがあるからです。
不安や焦りのそのまた奥にあるものは
前回の記事では子どもをコントロールしてしまうこと(期待)の奥に不安や焦りがある、と言いました。
でも、在るのはそれだけではありません。その奥にまだ存在しているものがあります。
それは「愛」。
あるクライアントさんは
「子どものことが嫌いで仕方がありません。やって欲しくないことばかりするし、本当にイライラしてしまいます。頭でわかっていてもどうにもなりません。」
と話してくださいました。でも、そこから色々とお話を伺っていくと
「私にすごく似ているんです。だから私みたいになって欲しくなくて。」
これ、「愛」以外の何物でもないです。子どものことどうでも良かったら出てこない言葉。
これまで自分が嫌な思いをたくさんしてきたから、子どもにはそんな思いをして欲しくなくて、そうならないようにコントロール(期待)する。
でも、そうならないから、腹が立つし、見ていてイライラする。
そもそも本当にどうでも良かったら、自分が子どものことを嫌いだからって悩みません。
この間たまたまネットで見かけたのが「子どもがゲームしかしなくて、どうしようもない。自分の人生から抹消したい」。
これを読んですぐは、お母さんが自分のことを考えてばっかりいるように思いました。
でも、見方を少し変えると、その子がこの先どうなってしまうのか、心配だからこそ、腹が立つ。このままだったら自分の子どもが不幸になってしまうかもしれない。そんなのは見たくない。だから抹消したい、とまで思うのですよね。
これも、よその子だったら「大変ねえ。でもそのうちなんとかなるわよ〜」の一言で済むでしょう。
両方とも「愛」でしかない。
ただ、本人もその「愛」がわからなくなってしまっています。もちろんそれを受け取る側も。
どうしてそうなってしまうのか、はまた別のお話なのですが。
だから、良いとか悪いとか、っていう問題じゃないのです。
不足感や不安から期待をすると苦しくなる
このブログでは「期待」と「その受け取り間違い」をベースに書いていますが、全ての「期待」がそうなのではありません。
「あなたなら大丈夫」という相手への信頼感からの期待は成長するエネルギーともなり、必要な時には背中を押してくれるでしょう。
でも、「〜にならないように」とか「〜でなければいけない」等の不安や不足感からの期待は、お互いを苦しくするだけです。
「あ、そうか」と気が付いたあなた。凹まないでください。
気が付けたならもう大丈夫。
根底に流れているものは同じなのですから。掛け違えたボタンを直すようなものです。
あなたの中に本来ある「愛」を思い出しましょう。
そこからが始まりです。
藤森 郁子
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