人に「期待する」のではなく、自分を「認める」
不登校の子どもが増え続けています
「学校に行けない」「クラスの中に入れない」
そんな子ども達が増え続けています。
ある報道によると、中学では各クラスに1人以上、90日以上の長期に渡って学校に来られない子どもがいる計算になるとも言われています。
学校の制度自体が今の時代に合わなくなっていることもあるでしょう。
しかし、それだけが原因ではありません。
もっと本質的な原因がそこにはあります。
教員であると同時に不登校生徒の親を経験したからこそ伝えられること
その原因は「人に対する期待」そして「期待の受け取り間違い」です。
これは親子の関係だけでなく、学校の先生と生徒の間にも成り立ちます。親と世間、の間にも成り立つでしょう。いえ、人間関係全般にも成り立つことだと思います。
母親は、自分よりも子供や家族を優先するのが当たり前。
何事にも一生懸命で、自分のことより周りのことを考え、人の嫌がることをできるのが良い子。
先生は子供を指導する立場だから完璧でなくてはならない。
母親だから…、先生だから…、女性だから…、男性だから…、○○だから…、
等々。。。実態のない、「世間」からの期待を過剰に受け取ってしまう私たちが居ます。
今の時代は、親も、子供も、先生も、みんな苦しい。
教員であると同時に、不登校生徒の親を経験したからこそ、伝えられることがあります。
自分の中の不安や不足を、無意識に子どもや他人への期待へすり替えていませんか。
人に期待するのではなく、自分を認める
このブログではその方法として、佐藤由美子氏考案「未来更新式メソッド-時空力-」そしてその中の重要なワークである「10秒ワーク」をご紹介しています。
不登校は「負の連鎖」の集大成
親から子供へ連綿と続く「期待」と「期待の受取り間違い」という負の連鎖。
自分が親からの期待に応えられなかったと思っていると、親になった時、自分が応えられなかった分を子供にまた「期待」します。
この「期待」がそのまま受け取られれば、まだいいのかもしれません。しかし、期待される側の子供は、過大に期待を受け取りがちです(期待の受取り間違い)。そしてその期待に応えられなかったと感じたまま、親になった時、またその分を子供に「期待」してしまう。。。
無意識で繰り返されている負の連鎖の積み重ねが限界に来ているのです。
キーワードは「自己否定」と「無力感」
この連鎖の根底に流れ続けているのは、「自己否定」と「無力感」。
期待に応えられなかったダメな自分、無力な自分。子供にはそうなって欲しくない。。。
その気持ちは確かに愛情かもしれません。しかし、そうやってコントロールしようとすることで、更なる連鎖が生まれます。
そこから抜け出すには、1人1人が自分自身を認め、自分の可能性を信じ、自分と未来に希望を見出だすこと。逆に言えば、自分をしっかりと認めることができれば、他人がどうであれ、誰でもこの負の連鎖から解放されていくのです。
もし、今何かお子さんのことで悩んでいらっしゃるのであれば、是非、ご自身と向き合ってみませんか。あなたがあなたを認めることで、驚くほどお子さんは変わって行きます。
変化の始まりは、あなたからなのです。
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2018/03/01